コラム

わこう堂 お菓子コラム【vol.1】桜餅

新型コロナウイルスの影響を受けて、自治体によっては飲食をともなうお花見を禁止しているようです。桜は日本人の心を癒す、そんな印象があるだけに仕方ないとはわかりつつも残念でなりません。

今回から不定期で、お菓子の「え、そうなの?」というコラムを連載することにしました。初回の主役は桜餅です。この桜餅、関東と関西で色々と違うのをご存知でしょうか?

関西風の桜餅

といえば、道明寺粉で作った皮で小豆餡を包んだスタイル。「関西風」桜餅の主な材料は、

  • 塩漬けの桜の葉
  • 小豆餡
  • 砂糖
  • 道明寺粉です。

道明寺粉とは、水に浸して蒸したもち米を干して粗挽きしたもの。つぶつぶの食感ともちもち感が特徴的です。道明寺粉の起源は古く、1000年以上前に大阪にある道明寺(尼寺)で最初に作られ、保存食として用いられていました。おはぎにも使われています。

関東風の桜餅

は、薄く焼いたクレープ状の生地で小豆餡を包んだスタイル。

主な材料は、

  • 塩漬けの桜の葉
  • 小麦粉
  • 小豆餡
  • 砂糖
  • クレープ生地を作る粉です。

粉には、小麦粉を使うのが一般的ですが、白玉粉、餅粉、米粉なども使われます。複数の粉を混ぜて作ることもあります。「長命寺」と呼ばれることもあります。その歴史は古く、江戸時代にさかのぼります。長命寺の門番をしていた山本新六が、隅田川の桜の落ち葉を塩漬けにして餅に巻き、門前で売り出したのが始まりとされています。当時、隅田川に集まる多くの花見客からとても喜ばれたそうです。

塩漬けの桜の葉の役割

「桜餅」には塩漬けの桜の葉が欠かせません。これは、

  • 見た目のインパクトを増す

だけではなく、

  • 桜餅に桜の香りをつける
  • 塩気が味のアクセントになる
  • 桜餅の乾燥を防ぐ効果がある
  • 食べるときに手が汚れにくい

といった、さまざまな利点があります。もともと生の桜の葉には香りはありませんが、塩漬けにすることで豊かな香り(「クマリン」という芳香成分)が出ます。桜の葉の種類は、葉脈の柔らかいとされるオオシマザクラという古くからある桜が使われます。伊豆半島の松崎町で主に生産されています。

どうでしょうか?桜餅といっても本当に奥深いですよね。知らないことがありましたでしょうか?豊岡、城崎の店舗(店舗ページはこちら)で販売しておりますので、是非ともご賞味ください。

お菓子を通じて、お客様によころびをお届けできるよう、頑張って参ります!

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