コラム

わこう堂 お菓子コラム【vol.2】葛餅

第二回目は「葛餅(くずもち)」を取りあげます。みなさん、どんなイメージですか?透明で中にあんこが入ってるのでしょ、と思う方は関西の方です。関東と関西では見た目も、作り方も、原料も異なるんです。

関西風 葛餅(くずもち)

関西風「くず餅(葛餅)」は、吉野葛に代表される「クズ」と言う植物の根から採取したでんぷんを使用します。日本の伝統食品の一つでもある葛粉から作られる餅菓子です。

また、関西の一部では「くず餅」の中に餡を入れた物(全国的には葛饅頭と言う呼称が一般的)をくず餅と呼ぶこともあります。関西風「くず餅」そのでんぷんを水と砂糖と共に火にかけ、トロトロとしたものを練っていくと透明に近い色になり、プルプルした食感が特徴の「くず餅」が出来ます。透き通る見た目とさわやかな甘みが夏向けです。

関東風 葛餅(くずもち)

対する関東の「くず餅(久寿餅)」は、小麦粉由来を使って作られます。作り方は、小麦粉のでんぷんを水につけ、乳酸菌で発酵させたものを蒸して作るため、独特の味わいと、どっしりした食感と食べ応えが売りです。コリコリした食感といえばいいでしょうか?さくっと噛み切ることができます。食べる時の味付けは関西風と同じく、黒蜜やきな粉を使います。

和菓子の深さ

関東と開催で、ここまであらゆる事柄が異なる和菓子も珍しいかもしれません。和菓子は各地方の気候や生産物に応じて作られることも多く、名前は一緒でも製法も見た目も材料も違います。みなさまに本ブログを通じて少しでもお菓子・和菓子に興味を持ってもらえますと幸いです。是非とも店頭でご賞味ください!

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