コラム

わこう堂 お菓子コラム【vol.4】煎餅編

毎月連載のコラムも今回で4回目になりました。今回は煎餅(せんべい)についてです。

関東では草加せんべいが有名

煎餅と聞いて、関東ではうるち米を搗いて醤油で味付けした「草加せんべい」が有名です。「ぱりっ」とした硬めの食感。埼玉県草加市の名産品ですね。

発祥についてwikipediaにはこのように記載があります。

草加煎餅の発祥については草加市の公式サイトでは、米を団子状にしてから乾燥させ保存食としていたものを、江戸時代に草加宿で販売したのが発祥としている。また、江戸時代に日光街道の草加宿にあった茶屋で売り出した団子の売れ残りを「おせんさん」という人物が団子を平たく伸ばして、それを焼いて売り出したとする俗説もある

wikipedia

どうでしょうか? 印象として思ったより新しいお菓子だと思いませんか? 前回ご紹介した柏餅より最近のお菓子なんですね。

関西では甘い煎餅が王道

関西では、小麦粉・砂糖・玉子などを原料とした甘い煎餅も多く作られています。
この甘い煎餅は、中国から伝来した「唐菓子(からくだもの)」の伝統を受け継いでいるもので、歴史や伝統のある菓子は関西の割合が高いという結果となっています。

古くから都としての歴史を持ち,商業・公家の文化の強い京都・大坂の人々と、世界有数の大都市として急成長を遂げる政治・武士の文化の強い関東の人々では,それぞれに地域性や伝統があります。

また、お互いが他地域の文化をそのままのかたちで受け継ぐのではなく、自分の地方の実情に合った独自の文化を築き上げようという意識や誇りもあったと思います。

それぞれの製法、それぞれの文化

関東では,既成の製法にとらわれず,新たな発想・作り方も取り入れた和菓子文化を形成し,関西は中国や南蛮菓子からの伝統や菓子作りの芸術性を重んじた和菓子文化を形成しているように思えます。

煎餅一つとっても地域の特性があり、食の奥深さをしみじみと感じられますね。

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